ラヴィダースによる中世ヒンディー語の詩。
 最初の句「あなたはわたし、わたしはあなた。その間にいかなる差があるだろうかTohi mohi mohi tohi antar kaisa」はシク教外においても知られ、21世紀にシク教より分離したラヴィダス教Ravidassiaの聖典においても最初のシャバドであり、ラヴィダースの思想を代表するものと言える。
 わたし(アートマン)とかれ(最高原理・ブラフマン)が完全に同一であるという思想は、チャンドーギャ・ウパニシャッドにおいて「タット・トヴァム・アスィ(おまえは、それである)」と言い表された大文章maha vakhyaに淵源を持ち、このラヴィダースの詩もまた、その流れにある。



あなたはわたし、わたしはあなた。その間にいかなる差があるだろうか。
金と腕輪、水と波のよう。॥1॥

もし、わたしが僅かなりとも罪をも犯さないならば、限りない方よ、
あなたは贖宥する者という名を得られただろうか。॥1॥ 休止

あなたは内なる心を知る主人。
僕は主によって知られ、主は僕によって知られる。॥2॥

体を以てあなたを思念する知恵を与えてください。
ラヴィダースよ。すべてがあの方に等しいことを知る者は少ない。॥3॥


戻る